人ったらし度を上げる方法3
―社員に言葉に出してこまめにねぎらい、褒める―
人ったらしになるための3つ目の要素は
「社員に言葉に出してこまめにねぎらい、褒める」
です。
社員の「やる気」や「モチベーション」が
仕事の生産性や出来ばえに大きく影響することは
実感されている方が多いと思いますが
ではどうしたら、そのやる気やモチベーションを上げられるのかといえば
その効果的な1つの方法が
相手が喜ぶ「プラスの言葉」を投げかけ続けることです。
人間というのは単純なもので!?
たとえお世辞であったとしても
人から褒められて、悪い気はしないものです。
ですが、同じ職場で多くの時間を共にしているのに
「お世辞」しか言えないのはよくありません(笑)
また、誰が見てもよく分かること
例えば、目に見える大きな成果を上げたり
自分や周りの社員が「本当に助かった!」と感じたときに
ねぎらったり、褒めたりするのも、
それだけでは「今一歩」という感じです(^^;)
私が「人ったらし」だなと感じる社長や上司は
まだ結果は出ていなくても、本人がすごく頑張っていることや
あまり知られていないけれど、周りの人のためにやっていること
など、パッと見ただけでは分からない
陰に隠れていることを、ねぎらい、褒めていらっしゃいます。
なかなか作業や手順を覚えられない若手社員が
家でこっそりマニュアルや動画を見ながら練習をして
ほんの少しでもうまくなったら、それに気づいて褒めたり
自分が使っていなくても、こまめに休憩室のテーブルの汚れを拭いている人に
「いつも〇〇さんのお陰でテーブルが綺麗だよね、ありがとう」
とさらっと感謝の言葉を投げかけられる
自分のことを分かってくれているな!
そんなところまで見ていてくれるんだ!さすがだな!
言われた人は嬉しくて、もっと頑張ろうと思うでしょうし
横で聞いていた私も、がっちりハートを掴まれました(笑)
でも、そんな些細な変化に気づくためには
相手の価値観や行動プロセスに興味をもって観察する必要がありますし
後回しにせず、即座に相手に声をかけることが大切です。
何気ない頑張りでも「仕事だから当然だ」とか
「言うほどのことでもないな」で片づけるのはもったいない!
さらに相手のやる気を向上させる格好の機会と捉えて
マメに、気軽に、社員に声をかけて
コミュニケーションを増やして頂ければと思います。