会社にぴったりの人物像をみつける2
―右脳(イメージ、ビジュアル、感覚)をフル活用するー
今回は、右脳を使って、欲しい人材を明確にする方法
についてお伝えしてきます。
方法はシンプルで、仲間に迎えたい新入社員像を
徹底的に具体的に想像していきます。
順番に下の項目を頭に思い浮かべて頂けますか?
性別は?
年齢、生年月日は?
名前は?
身長・体重は?
住所は?
家族構成は?
服装や体形、外見の特徴は?
趣味や特技は?
好きな食べ物、嫌いな食べ物は?
好きなテレビ番組、雑誌、ゲームは?
休日はどう過ごすのか?
よく言う口癖は?
子供の時のあだ名は?
得意だった教科、科目は?
性格は?
将来の夢は?
似ている芸能人やキャラクターは?
いかがでしょうか?
そんな細かいことまですぐにイメージできないよ!
と思われると思います。
そんな時は、具体的な場面(シーン)を想像して頂くと
人物像のビジュアルが浮かび上がってくるかもしれません。
入社日当日の挨拶のシーン
隣で一緒に作業しているシーン
他の社員と笑い合いながら、どんな言葉を発しているでしょうか?
なぜここまで細かく欲しい人物像を想像することを
おススメするかといえば、
人材要件を考えていくときに
「コミュニケーション力が高い」とか「打たれ強い」など
単語でスペックを挙げるだけよりも、
言葉だけでは表現できない意外な要素が発見できたり
ターゲットとなる求職者を探す時にも、
具体的なイメージが湧いてくるからなのです。
なかなかお1人で考えるのは難しいなということであれば
ぜひ新たに新入社員を迎えたいグループの社員も交えて、
一緒に想像してみてください。
A3の白紙やホワイトボードを使って
ワイワイ絵や言葉を書きながらイメージすると
共有しやすいと思います!
現場の社員が同僚に対して何を求めているのか
普段「人」にまつわるどんな苦労をしているのか
本音が聞けたりもします(笑)
セミナーやコンサルティングで、
社長にこのイメージワークをして頂くと、
まるで我が子を命名するように名前に願いを込められたり、
口癖セリフの欄に「とりあえず、やってみます」
と書かれていたので理由を聞いてみると、
「できそうにないことでも気軽にやってみる人の方が、
成長スピードが早いから」とのことで
社長のこれまでのご経験や大切にされている思いがにじみ出て
お互いに共有できる発見がたくさんあります。
ちなみにこの手法は「ペルソナ(技法)」と呼ばれるもので
商品やサービスを設計するマーケティング手法として使われています。
右脳を使ってターゲットを明確にする手法として
採用でも使えるなと感じており
私は「ひとたらしメソッド」で活用しています。
ぜひリアルにイメージできたビジュアルや言葉を
紙やデータに書き留めておいてくださいね!