若者を惹きつける会社の魅力をみつける4
―若者に響く魅力に変換する―
今回は、中小企業だからこそいえる魅力について
少し例をあげて考察していきたいと思います。
イマドキの若者の特徴の1つが「安定志向」
であることはすでにお伝えしましたが
彼らのいう「安定」とは必ずしも
「大手企業である」とか「会社が潰れない」
ということではないと感じています。
かつて京都の大学のキャリアセンターで
学生の就職相談に乗っていたときに
「転勤がなくて、そこそこ良い中小企業、どこかありませんか?」
とよく質問されました。
そんな彼らの話を聞いていると、別に「給料が高い」とか
「色々な経験ができて幅広く活躍できる」などは重要ではなく
とにかく「関西(できれば京都)にあって、転勤がなくて、
家族や友人とすぐに会える距離で働きながら暮らしたい」
という志向が強いのだと感じました。
でも、大手企業については情報がすぐに集められるけど
地元の企業となると、そもそもどんな会社があるのか分からない。
たまたま行き着いたとしても、その会社が良いのか判断できない
というのが、彼らの悩みでした。
だからこそ、そんな彼らのニーズを全て満たす
「地方公務員」が憧れの人気職種なのではないでしょうか!?
多事業所、グローバル展開が当たり前の大手企業にとって、
この若者の内向き志向は、大きな悩みの種ですが
事業所数が少ない中小零細企業にとっては
逆にチャンスといえるのではないでしょうか?
「ウチにはこんなすごい技術があるよ!」
と伝えるよりも
「転勤なく地元でじっくり、すごい技術を広めて喜んでもらえる仕事だよ!」
と伝えたほうが、彼らの興味をかきたてられそうです。
皆さんにとっては当たり前のことでも、
裏を返したり、見方を変えることによって
イマドキの若者に向けて魅力になることがあるはずです!
ぜひ思考を柔軟にして、あなたの会社の魅力を加えていってください。
★いつも心に、びりーぽ!ビリーポ!ビリーブポテンシャル!★