人ったらしへの道

人ったらし度を上げる方法7

ー決定する判断軸をブラさないー

今回からは、人ったらしの真逆を行く!?

反面教師にして頂きたい注意ポイントを
お伝えしていきたいと思います。

人ったらしになるための7つ目の要素は

「決定する判断軸をブラさない」

です。

人がついていかない、周りが困るリーダーの要素として
「言うことがコロコロ変わる」ことが挙げられます。

【朝令暮改】とはよく言ったもので
私もこれまで、この手の上司に苦しんだ経験があります(^^;)

上司の指示通りに仕事を進めて、
途中の報告や相談をしっかりしたつもりでも

仕上げて持って行ったら
「これじゃダメだね。やり直して」と言われる。。。

「えっ?でも○○さんのご指示通りにしたつもりなんですが・・・」
とちょっと反抗してみると

「私そんなこと言った?そんなつもりじゃなかったわ」
と突き返され、結局やり直しをすることになり

そんな手戻りが1回で済めばいいのですが
何度かこのやりとりが繰り返されることもありました。

周りを見渡せば、ほとんどの人が同じことを経験していて

「どうせ、言うことコロコロ変わるから
 一生懸命やったって仕方ないよ。適当にして持っていった方がいいよ」

とアドバイスされる始末で
完全に皆が意欲をくじかれていました(>_<)

恐らく当のリーダーご本人は、
悪気なく、無自覚なところがまた厄介で
なかなか事態が改善されないまま月日が過ぎ

ひどい状況になると、社員がメンタルヘルスを崩したり
退職者が続出していくことも見受けられます。

どうして「言うことがコロコロ変わるのか」

一つの要因として考えられるのが

何か決定する時の判断基準や判断軸が
時々によって、変わってしまうのではないでしょうか。

状況は移りゆくものですし、
決定事項を変えなくてはならない時もありますが

その際に、何を優先させるのか、何を大切にするのか
判断する基準を示した上で、指示や指導をするのが大切です。

決定事項が変わるときは、

判断の優先順位が変わったのか
判断軸は変わっていないが、状況が変わったからなのか

説明をすると、指示を受ける社員や部下は納得し、
安心して仕事に取り組めます。

ということは、大前提として
リーダーが決定する際の判断軸を
しっかり明確化、言語化できていなければなりません。

何となく決めた
他人の意向を尊重して決めた
場の雰囲気をみて決めた
その時の気分で決めた
「任せる」と言って決めなかった
(でもやっぱり後で決めたくなった)

周りの社員や部下が、
移り気なリーダーの意向を察したり、
顔色を見ながら仕事をするのは
大きなストレスです。

柔軟な対応も必要ですが
周りから信頼される
リーダーとして「ブレない判断軸」を示しましょう。

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