ひとたらしメソッド

新入社員の育成計画をつくり、成長の道筋を立てる4

―「教わり方」を教える― 今回は、前回までに作った計画を基に実際に新入社員に仕事を教えるときの指導のポイントについてお伝えしていきたいと思います。 まず、意外に重要なのが「ものを教わる態度や心構え」を教えておくことです。 言い換えると、教える側が「この新人には教えてあげたいな」 と思えるような教わり方を身につけさせるということです。 教える側も人間です。 いくら、新人に教えることが仕事だと分かっていてもそれ以外の仕事をたくさん抱える中で新人に貴重な時間とエネルギーを費やすのはなかなかタフな作業で…続きを読む

新入社員の育成計画をつくり、成長の道筋を立てる3

―役割分担とスケジュール化― 今回は、その計画を具体的に進めていく上でのポイントをお伝えしていきたいと思います。 ある程度の長期計画を立てたら今度は向こう3~4か月くらいまでの短期計画を立てます。 新入社員の個々の状況にもよりますが、ここではかなり具体的に、知ってほしい知識や、できるようになって欲しいことをあげるとよいでしょう。 その上で、誰が、いつ、何を、どうやって教えるのかしっかり決めて、スケジュールを組むことをおススメします。 新人に教える作業というのは、なかなか手間取りますしサポート係や…続きを読む

新入社員の育成計画をつくり、成長の道筋を立てる2

―育成計画をつくる― 前回は3~5年後の新入社員の将来像を描いて人材育成のゴール設定をすることをお願いしましたが ゴール設定ができたら、次はそこに辿り着くまでの計画づくりが大切です。 当然のことながら、新入社員がひとっとびに成長するわけではないので、 段階を追って仕事をこなすスキルを身につける必要があります。 例えば、自動車の教習所で車の構造も交通法規も知らずエンジンをかけたこともない人に いきなり街中を自力で走ってみろと指示しても 「無理です」と拒否されるか 街中を恐る恐る走ったとしてもとても…続きを読む

新入社員の育成計画をつくり、成長の道筋を立てる1

―育てたい社員像を明確にする― 今回からは入社後の長期的な視点から新入社員をしっかり定着させ、早く一人前の戦力にするための ひとたらしメソッド3rdステップ「育てる」新入社員の育成計画をつくり、成長の道筋を立てる方法ついてお伝えしていきたいと思います。 何事もそうですが、こと人材育成についてもしっかりとしたゴール設定が大切です。 すなわち、入社した新入社員がどんな人材に育ってほしいのかを明確にすることがまずはじめのステップです。 このメソッドの根幹をなす1stステップで明確にしていただいたあなた…続きを読む

入社後すぐに職場になじませる工夫を用意する2

―「質問」と「相談」を引き出すチームをつくる― 今日は、入社後すぐに職場になじませるための別の方法について検討していきたいと思います。 「分からないことがあったら、何でも聞いてね」 そう言って、その言葉の通り色々質問してくる新入社員は、とてもまれな気がしています。 「何か分からないことはある?」 そう聞いたところで、 「いえ、特にありません・・・」 と返してきて、実際の仕事ぶりをみていると 全然分かってないやんか!!(# ゚Д゚) と驚いたり、怒ったり!?することはよくあります。。。 新入社員に…続きを読む

1 2 3 4 5 6 7 8