人ったらし度を上げる方法2
―どんな小さいことでも社員との約束を守る―
人ったらしになるための2つ目の要素はズバリ
「どんな小さいことでも社員との約束を守る」
です。
なんだ、そんなことか
と思われる方も多いかもしれませんが
意外に「言うは易く、行うは難し」で
自分自身の言動を振り返ってみても、
100%できていますとは
お恥ずかしながら到底言えない状況です(*_*;
「約束を守る」とは、相手に対して自分が「やる」と言ったことは
必ずやることです。
「やる」と言ったのにやらなければ
「嘘をついた」ことになります。
嘘をつく人は、信頼されませんし
嘘が重なっていくと「どうせまた嘘をつくんだろう」
と疑念を持ち、その人の言うことを
真剣に受け止めなくなります。
逆に、相手がすごく小さな約束を守ってくれたら
「こんなに自分を大切にしてくれているんだな」と感じて
俄然、その人に対する信頼は上がり
素直にアドバイスも取り入れようになります。
かつて私が何もできない新入社員だった頃
夜な夜な、色々な先輩の所に相談に行きました。
大方の先輩は、その場で熱心に話を聞いたり
アドバイスをくれましたし
「後で資料をメールで送ってあげるよ」
と言ってくれた人も多かったのですが
本当に資料を送ってくれた人は稀でした(笑)
皆さんその場では「送ってあげよう」
という気があったと思うのですが
忙しい中、何気なく言った自分の言葉を
ついつい忘れてしまっていたのだと思います。
でも、そんな中で、どんなに忙しくても
後々絶対に資料を送ってくれる先輩がいました。
その先輩は、時間が経ち、
私自身が忘れていたようなお願いごとでも
必ず応えてくれましたし、
できないと分かったときには、謝りにきてくれました。
こんな新人の言うことを、きちんと受け止めてくれ、
応援してくれることに感動し
すっかりその先輩のファンになり
先輩の期待に応えて、
何とか褒めてもらえるような報告ができるように頑張ろうと
奮起したものです(笑)
人から信頼され、長くついていきたい!と思われるには
相手を尊重する行動とコミュニケーションを積み重ねていくことが
地味ながら、一番確実で効果的な方法です。
大きな約束をしてしまうと、その実現には時間も労力もかかり
守ることのハードルが上がってしまいますので
小さな約束を、数多く守っていくことに注力する方が
現実的です。
「信頼を築くのは一生、失うのは一瞬」
という言葉もあります。
ぜひ今日この瞬間から、今一度自分の言動を
人から信頼される方向にセットしていきましょう!