ぴったり人材を見極めながら、相手の入社意欲を高める選考をする1
―相手の素の状態を引き出す方法を考える―
今回からは、ぴったり人材を見極めながら、
相手の入社意欲を高める選考をする方法についてお伝えしていきます。
採用時に行う選考といえば
皆さんは何を思い出されるでしょうか?
まずは「面接」と思われた方が多いのではないでしょうか。
他にも、「履歴書や職務経歴書の書類審査」や
「筆記試験や適性検査」などもよく行われる選考ですよね。
その昔、私が学生時に就職活動していた頃は
面接といえば、選考が進むにつれ、ずらっとお偉方が並び
気難しそうな顔をされながら、裁判のように!?
厳しい質問を投げかけられた記憶があります(_;
もちろん、現在でも上記の選考方法はよく使われていますが
何も決まった型や、進め方があるわけではありません。
何のために選考をするのか?
ひとたらしメソッドでは、その目的は下記の2つです。
1 ぴったり人材を見極める
2 ぴったり人材に入社を決断させる
ですので、この目的を達成するために
あなたの会社はどんな選考を行うのが良いのか
自由に考えて頂きたいのです。
大元になるのが1stステップで明らかにした
あなたの会社に必要な「ぴったり人材像」です。
この要件を見極めるためにはどうすればよいのか?
例えば、製造業で重いものを運ぶような力仕事で
「体力がある人」が要件にあった場合
面接で「体力には自信がありますか?」と聞いたり
これまでのスポーツ経験を話してもらうことも有用ですが
実際に工場に呼んで、その重い荷物を運んでもらって感想を聞いたり
一緒に何かスポーツを楽しんでみる
ことを選考の中に組み込んでもよい訳です。
私のお手伝いしたクライアントの技術職の選考には
適性をみるために、入社後、毎日の作業で必ず必要となる
「電線の皮むき」を体験してもらうことを組み込みました。
ニッパー(ペンチのような工具)を使って、
4本の金属導線の周りを囲むゴム皮をむいてもらうのですが
実際に作業してもらうと、作業の進め方、
上手くいかないときの対処の方法や人への関わり方など、
話を聞いただけでは分からない、相手の人となりが垣間見えます。
また、相手にとっても、入社したら何千、何万回と繰り返される
作業を体験してもらうことで、仕事への理解が進み、
働くイメージが湧く良い機会になったと感じています。
大切なことは、相手の「素の状態」を引き出すことです。
選考となれば、当然ながら応募者は自分を良く見せようと
着飾ったり、武装してやってきます。
その「化けの皮をはがす」と言うと聞こえが悪いかもしれませんが(笑)
ある意味お互いをさらけ出して、一緒に働く相性を確かめていくことが
ぴったり人材を見極める上で重要なのです!
ぜひ、あなたの会社のぴったり人材の「素の状態」を引き出す
方法を自由に発想してみてください。
★いつも心に、びりーぽ!ビリーポ!ビリーブポテンシャル!★