ひとたらしメソッド

若者に合わせた採用広報ツールを整備する3

―プロセス(流れ・過程)をストーリー(物語)で語る―

前回は採用広報ツールに載せる情報について
「ビジュアル」の重要性をお伝えしました。

今回は、別の観点から
採用広報ツールに載せる情報について
考察していきたいと思います。

独自の採用サイトによく載せる、会社案内、仕事内容などの
基本情報がありますが

他にもイマドキの若者が重視することとして

・ワークライフバランス(生活と仕事の相乗効果)の充実
・キャリアアップのしくみ
・教育体制の充実

があげられます。

これらの共通する点を鑑みると
単なる仕事に関する情報だけではなく

やりがいや仕事の意義、
仕事を通して得られるものが生活や人生にどう影響を与えるのか

などプロセス(流れや過程)が
知りたいというニーズなのかと考えています。

自分はこの会社に入ったら、どんな生活を送り
どのように成長できるのか

その道筋をきちんと教えてほしい

ということなのではないでしょうか

私の世代(40代)などは、まだまだ

仕事はやりながら、失敗しながら覚えろ!
先輩の背中をみて、やり方を盗め!
10年働いて一人前になってから文句を言え!

と教わって!?とにかく仕事中心の
キャリアをスタートさせたので(笑)
彼らとの意識の違いにギャップを感じますが(*_*;

採用広報ツールづくりという観点から言えば
彼らのニーズを踏まえた内容を届けることが大切です。

プロセスを伝えるのに有効なのが

・ストーリー(物語)で語る
・チャート(矢印をつかった図表など)でみせる

ことだと思います。

例えば、採用サイト求人ページに
社員の1日の流れを、時間ごとに
写真とセリフを使ってみせている
会社を見かけますが、まさにストーリーで理解を促す
良い方法ですよね!

他にも、入社してからこれまでについて語る
社員インタビューを載せることも、
成長の過程がリアルに伝わる方法だと思います。

1つの仕事をドラマ仕立てで紹介して
プロジェクトの目的や、達成するまでの紆余曲折
関わる人々の思いや葛藤、喜びなどをみせることも
面白いかもしれません。

大手企業のように、整った研修制度がなかったり
きちんとした人事制度や役職制度がなかったとしても

「人」や「日常」に焦点を当てることで
ストーリーで伝える方法はたくさんあると思いますので

ぜひあなたの会社の魅力を伝える方法について
検討していただければと思います!

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