ひとたらしメソッド

会社に合ったぴったり人材とは?

「人が足りないから、誰か良い人いたら紹介して」

これまで多くの社長さんにそう声をかけられました。

でも「良い人」って???

「どんな方が良いんですか?」

「うん?? そうね-
 やる気があって、体力があって、自主的にフットワーク軽く動けて、
 最後までやりきる継続力もあって、機転が利いて、
 リーダーシップもあって、それでいて出しゃばりすぎず周りにも気をつかえて、
 そう、やっぱコミュニケーション力があるのが一番だよね・・・etc」

・・・。そんな人、本当にいますか!?

仮にいたとしても、本当にあなたの会社に合った人材ですか!?

大企業出身で、そのブランドとスペックの高さを評価されて転職してきた人が
中小企業で全く期待に応えられず、しまいには本人も
「前の会社ではできたのに、やっぱりこれだから中小はダメだな」
と会社のせいにしだして、どんどん会社の中で存在が浮いて退職していった人を
私は何人も見てきました。

かと思えば

「社長、どんな人材が欲しいんですか?」

「うーん、明るくて素直であればそれでいいよ」

本当ですか!?本当に明るくて素直だったら何でもいいんですか??

これから、何十年も一緒に働いて、
会社の未来を背負ってもらうかもしれない人ですよ!?

それって、理想の結婚相手は?と聞かれて

「優しければそれでいい」

と答えているに等しい気がするのですが、
本当にそれだけで、その後の長い結婚生活うまくやっていけますか?

会社に合った「ぴったり人材」を言葉にするのは、実に難しいものなのです。

でも、あなたの会社に合わない人材を採用することは悲劇を招きます。

どの中小企業も、余剰な人材を雇う余裕などないはずです。

ましてや、雇ったが故に、他の社員に悪影響を及ぼしたり、
トラブルを引き起こしたあげくに退職してしまった、
あるいは辞めさせたくてもは辞めさせられないとなれば、
その人材を採用した労力やコストは
取り返しのつかない甚大なものになってしまいます。

また、会社の状況も変化していきます。

特に若手人材を採用するのであれば、少し先の未来も見据えながら
人材要件を考えていく必要がありますね!

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