ひとたらしメソッド

入社したくなる会社説明をつくる2

―「最初のつかみ」と「会社選びのモノサシ」―

今回は内容を組み立てる方法について
もう少し具体的にお伝えしていきたいと思います。

まず、皆さんにご質問ですが
何かの説明や案内、他人の話を
集中してどれくらいの時間聞くことができますか?

1時間ですか?30分ですか?
学生時代の授業を思えば、45分はいけますか??

私の体感からいうと、皆さんがターゲットの若者に
きちんと説明を聞き続けてもらえる時間は
おそらく、10~15分くらいが限界だと思います。

特に若者の反応は正直で、
こちらがどれほどメリハリ効かせて熱く語っても
15分を過ぎると、どこかにワープしていたり
聞いてるフリしていても、頭に入ってなさそうだなー
と見て取れる人が続出します(笑)

ということは、その10~15分の間に
どんな情報を相手に伝えて残すのかが
とても重要だといえます。

私が色々な会社の説明を見たり聞いたりして、
もったいないなと感じるのは
会社概要や事業内容から話始め、
気づけばそれだけで2,30分経過していて
肝心の自社のPRポイントや、若者が知りたいであろう情報が
後回しになっているケースが非常に多いということです。

漫才やコントと同じで!?「最初のつかみ」が重要です。

聞く意欲も情報処理能力も高い初めのタイミングで
相手の心をつかむ情報は何か、考えて頂きたいと思います。

さらに、当然のことながら10~15分で
話せる内容なんて限られています。

あれもこれもと欲張るのではなく、
相手に刺さるキーワードが1~2つ残せれば大成功!

というくらいに考えて、内容をそぎ落とし
話の骨格と構成をつくることをおススメします。

また、相手の自社への志望度が低かったり
まだまだ仕事選びの軸が定まっていないターゲットの場合
細かいPRポイントを伝えるよりも

「会社選びのモノサシ」を提供するというのも1つの手です。

例えば、人ったらし社長をウリにする場合

「どんな仕事をするかより、誰と仕事をするかが大切だ」

という会社選びの基準を提供し、納得感を高めることで
ターゲットはその後、そのモノサシを基準にして
就職する会社を判断していき、必然的に自社への志望度が上がるという
流れをつくるのです。

ちょっとやらしいな、と思われるかもしれませんが(笑)
大手企業相手に闘っていくことを考えれば
「社長と社員の距離が近い」「人間関係が良い」
という会社の魅力を活かした、中小企業ならではの戦略ではないかと思います。

ぜひあなたの会社の魅力が際立つ方法を考えてみてください。

★いつも心に、びりーぽ!ビリーポ!ビリーブポテンシャル!★

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