会社にぴったりの人物像をみつける1
― 右脳と左脳を使って、まずは広げよう -
行き当たりばったりに、ぴったりの人物が見つかることは稀なので、
まずはぴったり人材を定義する必要があります。
業界用語(!?)でいうと「人材要件を明確にする」という工程です。
このプロセスはとっても重要で、 この後の採用活動の羅針盤となります。
特に採用活動に複数の人が関わる場合、
どんな人材を採りにいくのかを共有していないと
あらゆる迷いやロスが生じます。
採用活動が順調に進み、次々応募者が来ればよいのですが
現実なかなかうまくいかないこともあります。
長い時間かけて、やっと応募者が来た!
うんうん、なかなか良い人じゃないか!
でも・・・
この人、本当にウチに合った人材なのかな??
そんな時、この人材要件に沿って判断しないと
まぁいいか!
この時代、ちょっとは妥協しないと、次にいい人来る保証もないし、
もう早く決めてしまいたいから採用しよう!
となりがちなのです。
結果、入社して期待以上の働きをしてくれたら良いのですが
もしそうでなかったら・・・
後悔の嵐が吹き荒れます(笑)
また、人に紹介を頼む場合も、どんな人が欲しいのか
明確に伝えないと、ミスマッチを起こします。
ご経験ありませんか?
恋人や結婚相手募集中の人(その人の親含む)に
「誰か良い人紹介して!」と言われて
良かれと思ってご紹介しようと写真を見せたら
「うーん、なんか違うわ、好みのタイプじゃない」
と言われた経験・・・
そんなに好きな見た目があるなら、最初にちゃんと言っといてよ!
よほどお優しい方でない限り、また紹介しようとは思わないはず(笑)
人のご厚意を無駄にしないためにも、
きちんと言葉で伝えられることが大切なのです。
そんな判断の拠り所となる人材要件は
■ 右脳(イメージ、ビジュアル、感覚)
■ 左脳(スペック、データ、論理)
を使って、まずはたくさん挙げてみるのが「ひとたらし流」です!
最終的には、要件をしぼっていくのですが
まずは風呂敷を広げる過程を踏んで
身体にそのプロセスを染みこませるのが大切です。
そうすると、自分の中で「こういう人が欲しい」という
アンテナが立つようになり、そのアンテナが
人を引き寄せたり、判断する際のセンサーになるのです。
皆さんの五感や経験をフル活用させて
仲間として迎える若手社員をイメージしてみましょう!