ひとたらしメソッド

会社にぴったりの人物像をみつける3

―左脳(スペック、データ、論理)で考え抜く―

今回は、左脳を使って、欲しい人材を明確にする方法
についてお伝えしてきます。

前回の右脳を使う方法より、簡単だと感じられる方が
多いかもしれません(笑)

どうしても仕事やビジネスは左脳を使いがちですもんね。

右脳では、主に欲しい人物像のキャラクターを
イメージして頂きましたが

左脳では、任せる仕事や役割に必要な能力やスキル、
適性(向き、不向き)を徹底的に言語化して頂きたいと思います。

その際に、下の3つのポイントが参考になるのではないかと思います。

【1】自社で活躍している社員はどんな人か

【2】これまでに雇った中で、
   すぐに辞めてしまったり
   致命的に失敗だった社員はどんな人か

【3】配属するグループの、他の社員と
   合いそうな人はどんな人か

【1】は成功例から考える方法で、
自社で成果を上げている人が
どんなプロセスで、どんな能力を発揮しているのか
共通項を深く細かく分析していくと、具体的にあげやすいと思います。

【2】は逆に失敗例から考える方法ですが
あいつはここがダメだった、あそこもダメだったと
細かく欠点をあげすぎないように注意してください(笑)

どうやっても向いていなかった、
教育では何ともならないことなど
致命的なミスマッチポイントをあげると良いでしょう。

【3】は社長や他の社員との相性を考えるということですが
中小零細企業にとっては特に大切なポイントだと思います。

若手社員に教育は欠かせないので、
密接に関わる人との相性が悪いと
高確率で離職につながりやすいからです。

会社の規模が小さいと、仕事や人と合わなかった時に
新入社員を異動させることもなかなか難しいですしね。

というわけで、上のポイントをご参考に
まずはどんどん書き出していってください!

意識していただきたいのは「具体的であること」です。

欲しい人材要件に
「コミュニケーション力が高い」
とあげられる方は多いのですが

任せたい仕事に必要なコミュニケーション力とは
具体的にどんな力なのでしょうか?

場を盛り上げられて、話が上手いということなのでしょうか?

それとも、口数は少なくても、相手の伝えたいことを
的確に理解できるということなのでしょうか?

大くくりな言葉でまとめるのではなく
仕事のプロセスを細かく分析して

成功例や失敗例を鑑みながら
必要なスペックを言語化していきましょう!

お一人で考えるのが難しい場合は、
右脳のときと同じように、社員や、
あなたの会社や仕事を良く知っている方々と
ディスカッションされると考えやすいと思いますのでぜひお試しください!

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